2009/10/28

SketchUp 7.1 の新機能 [02]

7.0 → 7.1 となって追加された新機能

[Photo Textures]
[Nearby models]

[Direct Component upload]

これらの機能は、2006年に Google が @LastSoftware を傘下に取り込み、SketchUp を Google Earth 上の建物データのモデラーとしてFreeで配布してきたことを、より強化するための機能といってよいかもしれません。(もちろんそれだけではありませんが・・・)

いままで Google Earth からは、地球上の位置情報と Google Earth で表示中の画面エリアの航空写真情報、および、ラフな地形情報を取り込む事ができました。また取り込んだ航空写真情報
を下敷きにしてモデリングしたデータを、ローカルディスク上で GoogleEarth に直接表示したり、モデルデータの、 GoogleEarth 標準フォーマットであるKMZファイルへの書き出しができていました。

[Photo Textures]

今回のアップデートで追加された [Photo Texture] 機能は、モデリングしているボリュームに貼付けるテクスチャを、 Google Street View で表示される画像から範囲を選んで、画像処理ソフトなどを仲介することなく、直接取り込むものです。

テクスチャを貼付けたい面を選んで右クリックして表示されるコンテクストメニューから [Get Photo Texture] を選ぶと、アプリケーション内でブラウザが開き、選択した面の直近の Street View 画像が表示されます。 Google Earth から敷地画像を取り込んだ時点で位置情報(緯度/経度)が自動設定さているのでこんなことが可能になっています。


日本の場合は都市部では、諸事情から、場所によっては電信柱や看板、道路標識など、なかなかそのままではつかえない状況がありそうですが、現地に行かなくてもそれなりのテクスチャを入手できるので、効果はかなりありそうです。表示されたブラウザ内でテクスチャを取るのに都合の良い位置を決め、右上の [Select Region] をクリックします。四隅に青いプッシュピンのついた四角いエリアが表示されるので、ピンをドラッグして移動し取り込みたいテクスチャの範囲を囲みます。パースがかかっている場合でもその形状に沿って囲む様にします。
範囲決定後右上の [Grab] をクリックすると、この形の範囲がそのまま、SketchUp で選択していた面に形状を合わせて読み込まれます。極端なパースがかかっている場合は、パース上遠くにあるテクスチャは引き延ばされてマッピングされることになります。




試しに設計を担当していた物件でテクスチャを取り込もうとしてみましたが、高層の場合、上層ほどパースがかかってしまっており、撮影時の太陽の位置等も影響して全体をとりこむのは困難でした。この場合、繰り返しパターンにできる範囲だけを取り込むなど工夫が必要かもしれません。

また、SketchUp とは直接のやり取りは現状できていませんが、7.1 がリリースされた直後(同時?)にサービスが開始された Google Building Maker が、[Photo Texture]を補完するものになるかもしれません。


現状 Street View の守備範囲より狭い都市部のエリアが対象となっている様ですが、 StreetView が建物の足下から見上げた映像なのに対し、 BuildingMakerは、上空からの視点で、しかもひとつのエリアに対して複数のアングルを提供してくれています。7.2(?)では、このBuildingMakerからもテクスチャを取り込める様になってほしいものです。



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