2014/12/19

SketchUp Pro/Make 2015 MR2 リリース・・

早くもメンテナンスリリース2が公開されました・・
リリースノートはコチラ

Mac 版のリビジョンナンバーは 15.2.686となりました。
リリースノートにはありませんでしたが、「拡張倉庫」と「3Dギャラリー」という日本語訳が、英語版と同じ Extention Warehouse と 3D Warehouse になりました。これらは日本語版に限らず、各国語版共通で、英語そのままとなった様です・・

今までのリリースでは、Extention が「延長」だったり「機能拡張」だったり「拡張機能」だったりしましたが、Extention に統一されました・・

2014/12/13

LayOut ファイル (*.layout) フォーマットの秘密?

SketchUp のモデルデータや画像データ、テキストデータを取込み、それらをレイアウトして、ページ・ドキュメント化、そのままスライド・プレゼンテーションもできる、 LayOut 。
データを保存すると拡張子は (*.layout) となりますが、その中身はいったいどうなっているのでしょうか?
実は秘密でもなんでもなく LayOut の File Format については、公式サイトに以下のアーティクルがあります。

LayOut File Format

そう、 (*.layout) ファイルは実は単なる圧縮ファイルで、拡張子 (*.layout) を (*.zip) と書き換えると、解凍可能なのです!! (実際のデータの解凍は必ずバックアップを取る等、自己責任にてお願いします。)


解凍すると、ファイル名の拡張子を除いた部分と同じ名前のフォルダが生成されます。
その中には、いくつかのXMLファイルとサムネール画像があり、さらにサブフォルダとして、[pages] と [ref] が見て取れます。
[pages] フォルダには LayOut で作成されていた各ページのレイアウトに対応した、そのページの内容を示すXMLファイルが入っています。
[ref]フォルダには、各ページで参照している SketchUp ファイル (*.skp) やイメージファイル (*.jpeg, *.png) などが全て収納されています。

LauOut は内部に取り込んだ SketchUp ファイルや画像ファイルは日付と時間で管理しており、リソースとして取り込んでいるものと、参照していたオリジナルのファイルとの比較をして、参照元が更新されて日付が新しくなっていると、デフォルト設定では LayOut 起動時にそれを感知して、外部から再度取り込み直すかどうか?聞いてくる様になっています。
上記のとおり、(*.layout) データを解凍すれば、状況によっては参照元のファイルを無くしてしまった場合や、参照元のファイルの保管場所が変わってどのファイルを参照していたかわからなくなった場合などでも、 SketchUp データはここから取り出す事も出来るという事です。
もっとも、LayOut 側で取り込んだ SketchUp データを右クリックして [SketchUp で開く] 事でも復旧させる事はできるわけですが・・・
(その意味では、データのやりとりをする場合は、参照ファイルは渡さなくてもすべてパッケージされているということになります。)

余談ですが、 LayOut にはファイルとしてテキストファイルやリッチテキストファイルもインポートできる訳ですが、エクセルなどの表形式のデータについては、ファイルとしてはインポートできませんが、データを開いて、セルを複数選択したものを、コピー&ペーストして、表形式のまま、テキストボックスに取り込む事も可能です・・




2014/12/04

SketchUp/LayOut 2015 クイックリファレンスカード・日本語版?

日本語版のクイックリファレンスカードはVer.8まではコチラで公開されていましたが、現在はリンク切れとなってしまっており、Trimbleとなってからはまだ公開されていません。

オリジナルの英語版はコチラ
右上の赤い[SketchUp 2015]というところから、2014, 2013 も選択可能です。

そのうち正式なものが公開されるかもしれませんが、前回2014の時と同様、今回も2015の英語・MAC版をベースに日本語化してみました。


SketchUp では[回転長方形]と[3点円弧]が追加されています。


LayOut では一部、アプリケーションのメニューと表記が違っていますが、このほうがわかり易いかな?と、自分用の記述となってしまっていますので、正式なものではありません・・・

また、あきらかに、アプリケーションのメニュー表記が間違っているところも発見してしまったので、これは、フォーラムで報告しようかと思っているところです。
この部分、英語版では、上から、[Rectangle], [Rounded Rectangle], [Bulged Rectangle], [Lozenge] となっています。

[Bulged Rectangle] という部分、"bulged" は「膨らんだ」という意味なので、(発音は「バルジ」?)直訳すると「膨らんだ長方形」ということなのだと思いますが、コマンドを使って描いてみると、これは「樽」の様なカタチ(ドンキーコングが投げるあれです。)なので、「扇形」が採用されていることからも、「樽型」としてみました。

[Lozenge] については、「ひし形」となっていますが、描いてみるとどう見ても「ひし型」ではありません。"Lozenge" を調べてみるとどうやらカタチから「錠剤」(薬のカプセル)ということの様なので、あまりなじみは無いですが、「錠剤型」としてみました。
(カプセル型のほうがわかりやすいでしょうか??・・あるいは角丸長方形という言い方の系統で表現すると、端円弧長方形と端半円長方形??)
1/4円弧、英語版では "Pie" に日本語版で「扇形」が採用されているので、同様にこのほうがわかり易いかなと・・ フォーラムで問いかけてみようかと思います・・

ちなみに、リファレンスカードに右の欄で、角丸長方形の角のRの半径や、樽型の膨らみ部分の膨らみ度合いも変更できることを発見・・ お試しを・・

※ Lozenge の日本語訳について、これだ!というのを発見(?) Forum にポストしたら反応があったので採用されるといいな・・

ファイナルアンサーは「俵型」です