2014/12/13

LayOut ファイル (*.layout) フォーマットの秘密?

SketchUp のモデルデータや画像データ、テキストデータを取込み、それらをレイアウトして、ページ・ドキュメント化、そのままスライド・プレゼンテーションもできる、 LayOut 。
データを保存すると拡張子は (*.layout) となりますが、その中身はいったいどうなっているのでしょうか?
実は秘密でもなんでもなく LayOut の File Format については、公式サイトに以下のアーティクルがあります。

LayOut File Format

そう、 (*.layout) ファイルは実は単なる圧縮ファイルで、拡張子 (*.layout) を (*.zip) と書き換えると、解凍可能なのです!! (実際のデータの解凍は必ずバックアップを取る等、自己責任にてお願いします。)


解凍すると、ファイル名の拡張子を除いた部分と同じ名前のフォルダが生成されます。
その中には、いくつかのXMLファイルとサムネール画像があり、さらにサブフォルダとして、[pages] と [ref] が見て取れます。
[pages] フォルダには LayOut で作成されていた各ページのレイアウトに対応した、そのページの内容を示すXMLファイルが入っています。
[ref]フォルダには、各ページで参照している SketchUp ファイル (*.skp) やイメージファイル (*.jpeg, *.png) などが全て収納されています。

LauOut は内部に取り込んだ SketchUp ファイルや画像ファイルは日付と時間で管理しており、リソースとして取り込んでいるものと、参照していたオリジナルのファイルとの比較をして、参照元が更新されて日付が新しくなっていると、デフォルト設定では LayOut 起動時にそれを感知して、外部から再度取り込み直すかどうか?聞いてくる様になっています。
上記のとおり、(*.layout) データを解凍すれば、状況によっては参照元のファイルを無くしてしまった場合や、参照元のファイルの保管場所が変わってどのファイルを参照していたかわからなくなった場合などでも、 SketchUp データはここから取り出す事も出来るという事です。
もっとも、LayOut 側で取り込んだ SketchUp データを右クリックして [SketchUp で開く] 事でも復旧させる事はできるわけですが・・・
(その意味では、データのやりとりをする場合は、参照ファイルは渡さなくてもすべてパッケージされているということになります。)

余談ですが、 LayOut にはファイルとしてテキストファイルやリッチテキストファイルもインポートできる訳ですが、エクセルなどの表形式のデータについては、ファイルとしてはインポートできませんが、データを開いて、セルを複数選択したものを、コピー&ペーストして、表形式のまま、テキストボックスに取り込む事も可能です・・




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