まず日本語版のテンプレート。標準では、以下のとおり、「用紙」フォルダには、A3/A4・縦/横の「グラフ用紙」と「普通紙」が入っているだけです。
英語版のLayOut3 (SketchUpPro8) をインストールしたことがあると、見たことがあると思うのですが、「用紙」フォルダ以外に、「ストーリーボード」というテンプレートと「表題欄」というフォルダには「コンテンポラリ・モダン・角丸・シンプル・シンプルセリフ・トラディショナル」という、いろいろなサイズ・デザインの図面枠が用意されています。
これらのテンプレート(スクラップブックも同様)のデフォルトの保管場所は、「LayOut」メニューの「環境設定」の「フォルダ」タグで、以下のように設定されています。
それぞれ、表示が長いため途中できれてしまっていてわかりづらいですが、以下のとおり、2箇所ずつフォルダのパスが指定されています。
<テンプレート>
~/Library/Application_Support/Google_SketchUp 8/LayOut/Templates
/Applications/Google_SketchUp_8/LayOut.app/Contents/Resources/Japanese.lproj/Templates
<スクラップブック>
~/Library/Application_Support/Google_SketchUp_8/LayOut/Scrapbooks
/Applications/Google_SketchUp_8/LayOut.app/Contents/Resources/Japanese.lproj/Scrapbooks
※表記上、「スペース」を「_ (アンダースコア)」で記述しています。
それぞれ一方(~で始まるパス)は、Macの場合、ユーザーのホームディレクトリにある「ライブラリ」フォルダの「アプリケーションサポート」フォルダの該当フォルダで、ここには最初何も入っておらず、自分で定義したテンプレートやスクラップブックを置く場所となっています。(これは削除できません)
で、もう一方は、アプリケーションフォルダの「LayOut.app」すなわち、LayOutアプリケーションの内部に指定されています。
(昔は、/Library/Application_Support/Google_SketchUp_6/LayOut/ すなわちシステムのライブラリフォルダに指定されていました。)
**注意**
ここから先はアプリケーション本体内部を覗きますので、操作を間違えるとアプリケーションが起動しなくなるなどの原因となりますので、自己責任にてお願いします。
Macでは、アプリケーション本体をマウスで右クリックすると、そのアプリケーションパッケージの内部を表示することができるので、上記で指定されている場所を確認してみると、「/Contents/Resources」フォルダには、日本語のリソースがまとめて入った「Japanese.lproj」フォルダ以外にも、英語の「English.lproj」フォルダもあることがわかります。
さらに、パスの示す日本語のリソースフォルダに用意されている「Templates」フォルダおよび「Scrapbooks」フォルダと、英語のリソースフォルダにある同フォルダを見くらべてみると、その内容が違っていることがわかります。
日本語版・Templates
英語版・Templates
日本語版・Scrapbooks
英語版・Scrapbooks
ここから先はいろいろな方法があると思いますが、一応アプリケーションの内部はオリジナルのままで手を加えないこととしておきたいので、ここでは「英語版」にあって、[日本語版」にないリソースを、ちょうど、ユーザーが作成したテンプレート・スクラップブックの置き場所として、デフォルトで用意されている場所に、複製することにします。
<テンプレート>
~/Library/Application_Support/Google_SketchUp 8/LayOut/Templates
<スクラップブック>
~/Library/Application_Support/Google_SketchUp_8/LayOut/Scrapbooks
テンプレートやスクラップブックのデータは、単なるLayOutデータですので、複製したものをダブルクリックすれば、そのまま内容を確認することも可能です。英語版と日本語版で同じファイル名のものは、日本語版用に日本語訳されたものなので、それ以外のファイルをそれぞれ、コピーしてください。
これで、日本語版でも、英語版で用意されているテンプレート・スクラップブックが利用できるようになります。
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