2010/05/30

VCB Calc 1.0

前回、Measurements Toolbarで入力可能なあれこれをまとめ、ここで四則演算が直使えるようになるといいな・・・と書いていましたが、その直後(2010/5/10)、VCB Cals というスクリプトが公開されていました。
ただし、このスクリプトは、Measurements Toolbar (Value Control Box) をコマンドライン入力による簡易電卓のように利用するためのもので、計算結果による直接的な作図中の数値を指定できるものではありません。


上記ページのDownload VCB Calc のリンクから、vcb_calc_1_0.zip をダウンロードし、解凍したファイルをMacの場合、/ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/SketchUp/plugins フォルダにCopyします。

SketchUpを起動すると、特に機能拡張での設定は不要で、[表示]メニューの[ツールパレット]に[VCBCalc]が追加されているので、選択してツールパレットをアクティブにします。
このパレットが[VCBCalc]のトグルスイッチになっており、アクティブなあいだはMeasurements Toolbar が簡易電卓となり、計算結果はステータスラインに表示されるようになるわけです。
上記ページの Using VCB Calc に基本的な使い方が記述されていますが、現時点で利用できる演算子は、+ - * / ^ の5種類のみで、( ) { } や関数などはサポートされていません。

特筆すべき点として、現状、Macの場合のみ、文字列を変数メモリとして、計算結果を記憶するのに利用可能となっています。また、円周率( pi ) および自然対数の底( e )はあらかじめ定義されており、計算式で使えるようになっています。
キーボードショートカットに定義してある文字とのバッティングを避けるためのこまかな工夫等、理解しておかなければならないこともありますが、使い方次第でかなり役立ちそうです。
その他、
? : 利用している変数メモリの値を表示
! : VCBCalcのプリファレンス設定
など、詳細は Using VCB Calc ページを確認してください。

欲をいえば、モード切り替えによるのではなく、常時、数値入力の場面で、四則演算が可能となるとよいのですが・・・

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