・1数値入力
長さ(l)や距離(d)を直接入力
さまざまな状況でマウスで方向を示し、そのベクトル方向に数値を指定して入力、SketchUpの基本です。
・2数値入力
矩形の場合の幅(w)と高さ(h)の入力
矩形入力では最初の点を入力後、その対角の点(w, h)を、2つの数値を "," (カンマ)で区切って指定できます。
このとき、wとhの一方は省略可能で、その場合、マウスカーソルが指している点の一方の値が代入されます。
w, h →w, hとも数値指定
w, →wを数値指定、hはマウスの位置
,h →wはマウスの位置、hを数値指定
・角度入力/勾配入力
SketchUpでは回転などの角度の単位はdegreeで、精度は0.1単位までとなっています。
-360.0 〜 360.0 →360より大きな数字でもOK
また、回転など角度を指定する時にはdegreeの他に2つの数値を ":" (コロン)で区切って、勾配を示す値として指定できます。屋根勾配などの指定には角度よりこの方法が便利です。
x:y →例えば三寸勾配の場合は、 10:3 となります
・座標入力
相対座標 <x, y, z> ある点から相対的に(x, y, z)
絶対座標 [x, y, z] 原点を基準とした絶対座標(x, y, z)
・数値+単位入力
数値のみの入力の場合、その単位は環境設定で指定したデフォルトの単位になりますが、環境設定に関わらず数値の後ろに以下の単位を直接指定できます。
ミリメートル mm
センチメートル cm
メートル m
フィート '
インチ "
・半径指定(r)/セグメント指定(s)
円・円弧・多角形の入力時に指定可能な文字です。
円や円弧、多角形を入力する時に、最初にいきなり数値を入れると円や円弧の分割数(日本語版では「側面」と表示)として認識されますが、中心点などクリックして入力をしてしまったあとでも、数値の後ろに"s"をつけて入力することで分割数を指定しなおすことが可能です。
同様に、半径を指定する場合、数値の後ろに "r" をつけて入力可能です。(大文字・小文字どちらも可)
・スラッシュ "/" の秘密?
インチ・フィートで数値を指定するときに、1' 2 3/8" (1フィート2と8分の3インチ)などと表現しますが、ここで使われている "/" (スラッシュ) は、インチ・フィートで数値指定する時だけではなく、単純な割り算として、デフォルトの単位でも利用可能です。(インチ・フィート以外の単位を直接指定する場合は不可)
できれば、四則演算については、割り算だけでなく Measurements Toolbar で使えるようになるといいのですが・・・
(*1) Ver.6.4 までは VCB (Value Control Box)と呼ばれていました。
No comments:
Post a Comment