2009/11/12

SketchUp 7.1 の新機能[06] (LayOut2.1の新機能)

先日リリースされたSketchUp7(日本語版)は、7.1ではなく7.0だったため、いままで同様、今回の新機能もまだ搭載されていませんが、7.0→ 7.1の新機能として、今回はPRO版に付属するLayOutについてです。

LayOut 2.0 → 2.1 となって追加された新機能


[Dimensions]
[Snap to SketchUp model]


LayOutは、SketchUpでモデリングした3Dデータを取り込み、レイアウトして図面タイトルや説明などのテキストを記入、印刷を前提としたドキュメントを作成すると同時に、そのまま複数のページをもったパワーポイントの様なプレゼンテーションも可能なソフトウェアです。取り込んだSketchUpのデータはオリジナルデータにリンクしており、SketchUp側でデータを変更すると、LayOut内にとりこまれたデータも更新できるようになっています。
SketchUp側で設定していたシーンなどもLayOut側で設定可能で、さらには、取り込んだ後でも、LayOut側でOrbit/Pan/Zoomツールでアングルを変更することもでき、ShadowのON/OFFなども変更できるようになっています。

LayOut 2.0までは、寸法線記入はLayOut側では擬似的に数値を手入力するしかないため、SketchUp側で3D寸法線を記入したシーンを用意しておく必要がありました。
今回のバージョンアップで、取り込んだ3Dデータにスナップ可能で、値も自動的に3Dデータから読み出せる、寸法線がサポートされました。しかも、取り込んだ3Dデータの縮尺も指定できるので、3Dデータから展開図/立面図/断面図など、いままでの手法による2D図面を作成することが容易になりました。(この事は、SketchUp Effectにて、もう少し詳しく記述したいと思っています。)

LayOut 2.0(日本語版)



LayOut 2.1(英語版)


見た目の違いは、ツールメニューの中央に寸法線のアイコンが一つ増えただけですが、この違いは、Drawing Paradime Shift につながる、大きな一歩です。


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