2019/02/11

SketchUp ラインナップの比較

SketchUp 2019 がリリースされて新たなサブスクリプションプログラムもリリースされ、SketchUp は全てサブスクリプションに移行したように見えますが、実は今まで通りの永続ライセンスも存続しています・・ 

選択肢が増えてすこし混乱もある様なので、現状、sketchup.com で公開されているラインナップを比較してみました・・

※以下表示されているコストは、全て海外サイトのコストです。
※Classic には WEB版 SketchUp は付属しないので訂正しました..(2019/03/23)


まずわかりやすいところでは、Studio と Pro のコストの差は、環境解析ソフトの Sefaira があるかないかというところ。逆算すると、Sefaira の年間サブスクリプション費用は $900/年( = $75/月) ということになります。

新しいサブスクリプション方式による SketchUpPro の年間サブスクリプション費用は、$299/年 となりましたが、これはよく見ると、今までの SketchUp(Classic) のメンテナンス&サポート費用 ( = $120/年) と SketchUpShop の年間サブスクリプション費用 ( = $119/年) を合算した $239/年より、 $60/年 高くなっています。この差額は、XR ヘッドセット対応の為の年間コストということになります。
いままで、Holorens や HTC VIVE, Oculus などに対応したビューアの費用はかなり高額でしたが、これが新しい SketchUpPro には、$60/年 ( = $5/月) の追加で可能となったということになります。

いままでの Pro 版ユーザは、いままでどおり $120/年 ( = $10/月) のメンテナンス&サポート費用で、アップデートできるので、XR ヘッドセット対応ビューアが必要なければ、SketchUpShop の年間サブスクリプション費用 $119/年 ( = $9.92/月) を追加することで、無制限の Trimble Connect のクラウドストレージと、$9.90/年相当の  Mobile Viewer の AR/VR 機能が利用が可能となるので、これも一つの選択肢かもしれません。

ちなみに TrimbleConnect は、フランク・ゲーリーが使っていた、ゲーリー・テクノロジー社の GTeam を買収したものですが、GTeam のサイトを見ると、パーソナルユースのフリー版のスペックは 10GB と同等ですが、ビジネスユースについては、200GBのクラウド・ストレージ容量が、$200/月となっていて、これは年間コストにすると、$2400/年となります。これに対して TrimbleConnect は容量無制限で $119/年なので、約1/20のコストでしかも無制限という状況で、いかにコストパフォーマンスがよいかがわかります。
チームでモデルを共有して作業する必要がある場合には最適解なのではないかと思います。 しかも TrimbleConnect は SketchUp だけでなく、RevitTeklaStructure や、VICO Office 等にも対応しています。




比較のついでに、上の表に対応する、その他のスペックの違いは下記の通りです。




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